曲作りの参考に「Triste」(トリスチ)をコピーしてみた

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はじめに

ボクは趣味で曲(歌)を作るのですが、よくアイデアに行き詰まるので、そんな時は偉大な名曲をコピーして参考にさせてもらっております。

今回はまたしてもアントニオ・カルロス・ジョビンの作曲、Elis & Tomの音源から「Triste」です。

前回と同じようにコード進行だけ載せて話を進めたいと思います。ちなみにオリジナルのキーはGでしたが、Cに移調してあります。

コード進行・分析

まずイントロではC6(9)とD♭6(9)の半音の動きを1小節ごと繰り返してます。

次にAではC6(9)が2小節で、一瞬A♭のキーに転調してまたC6(9)に戻り、Dm7に向かうⅡ-Ⅴが続きます。

Bの1、2小節目はAmに向かうマイナー進行のⅣ-Ⅴで、続く3、4小節目も本来Emに向かうマイナー進行のⅣ-Ⅴですが、Eのキー転調しているようです。(ベースが3小節ずっとBなのでわかりずらいですが…。)7、8小節目はEのキーからCのキーに繋げるようにドミナントモーションを繰り返してます。

A’ではC△7が2小節、次にB♭に向かうⅡ-ⅤですがB♭には行かず、またC△7が2小節でF△7に向かうⅡ-Ⅴが続きます。

CではF△7からSDMのB♭7(13)で、Em7とDm7の間をE♭dimで経過音的につなげています。7、8小節目は本来トニックのCメジャー系のコードに解決する所ですが、一瞬E♭のキーに転調し引き伸ばして不思議な感じを演出してますね。その後Aに戻ります。

End.ではCメジャーのキーに戻らずに、Cm7とCm6を繰り返して終わっていきます。

おわりに

今回もアントニオ・カルロス・ジョビンの作曲で「Triste」をコピーしましたが、Eのキーへのきわどい転調や、AとA’のメロディーが4小節ごとほぼ同じなのに和音の付け方が違うなど…

いや〜、この曲も本当に勉強になりました‼︎

ということで、僕はコーヒーのお供にアントニオ・カルロス・ジョビンの実の妹であり作家のエレーナ・ジョビンが書いた「アントニオ・カルロス・ジョビンーボサノヴァを創った男」でも読んでブラジルの風を感じようと思います…

それでは失礼します。

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