曲作りの参考に「イパネマの娘」(The Girl From Ipanema)をコピーしてみた

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はじめに

僕は趣味で曲(歌)を作るのですが、よくアイデアに行き詰まるので、‎そんな時は偉大な名曲をコピーして参考にさせてもらっております。

今回はあまりにも有名だが、知らない人は全く知らないアントニオ・カルロス・ジョビン「イパネマの娘」です。

僕は一番馴染み深いゲッツ/ジルベルトの音源をコピーしましたが、他にも色々なバージョンやカバーがあるようで、50年以上前の曲なのに今でもたまにカフェなどで流れていて、あらためてスゴイ曲だなぁと思います。

著作権の関係が複雑でよくわからないので、ジョアン・ジルベルトがギターで弾いてるコード進行だけ載せて話を進めたいと思います。ちなみにオリジナルのキーはD♭でしたが、Cに移調してあります。

コード進行・分析

まずジョアンのギターから始まりますが、A’までずっと5度の音をベースで弾いているっぽいです。和音の構成音にルートの音は含まれておらず、C6⑼onGの所ではメロディーもCの音を使ってないので戸惑いますが、A’からベースが入るのでキーがCだとわかります。

Aの最初の4小節はC6⑼onGが2小節、次は後に出てくるⅤをトニックに見立てたドミナントのD7⑼onAが2小節続きます。コードは違いますがメロディーは同じですね。次の4小節はⅡ-Ⅴ-Ⅰですが、ⅤはG7の裏コードのD♭7onA♭になってます。最後のD♭6⑼onA♭は、その前のC6⑼onGをずらした形ですが良いアクセントになってますね。

A’もAと同じような感じです…。

Bからのコード進行は謎でしたが、分析してみると最初の4小節はA♭のキーでD♭△7はSD、G♭7はSDMだと思われます。次の4小節はBのキーで同じくC♯m7はSD、A7はSDM、そしてCのキーに戻ってDm7はSD、B♭7はSDM…ということで、同じような進行を3回繰り返し、テンションノートを効果的に使ったメロディーと共に緊張感を高めていき、次に続くⅢ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴの循環進行をドラマティックに演出しています。

その後Cへと続きますが、Aと大体同じということで…割愛。

いや〜、勉強になりますな!

おわりに

今回アントニオ・カルロス・ジョビン「イパネマの娘」をコピーしましたが、コード進行以外ほぼ触れてませんでした。(汗)

次回も同じ感じになると思いますが…。

しかし、この心地よいリズムや優しい歌い方もとても参考になりますし、繊細で洗練された音の使い方は古さを感じさせず、聴いているとなんだか自分が知的に思えてくる、そんな曲でした。

あぁ、コーヒーが飲みたくなってきた…

それでは失礼します。

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