はじめに
僕は趣味で曲(歌)を作るのですが、よくアイデアに行き詰まるので、そんな時は偉大な名曲をコピーして参考にさせてもらっております。
今回はクリスマスシーズンということで、超絶有名なシューベルト作曲の「Ave Maria」です。
コピーした音源は僕が聞いて衝撃を受けたAaron Neville(アーロン・ネヴィル)が歌っているものです。神がかっております!(個人の感想です…。)
僕が持ってるCDは結構前に買った「soulful Christmas」というコンピレーションアルバムに入っていたもので、もう販売してないっぽいですが、下のアルバムに入ってるものが同じ音源だと思われます。もう一つ別の音源もありましたが、アレンジが違うようでした。
譜面は1番と2番が混ざってるところがあったり、テキトーに書いているので正確ではありません…スミマセン。コード進行はほぼ合ってると思います。ちなみにオリジナルのキーはB♭でしたが、Cに移調してあります。
コード進行・分析
まずイントロはC△からF△のドミナントのC7、そしてF△からSDMのDm(♭5)でC△に解決します。その間ずっとベース音はCです。
AではC△からマイナー進行でよく使われるAm6で、C/GからG7でAmに進みます。その後Dm/F→G7→C△のⅡ-Ⅴ-Ⅰです。
Bではこれまたマイナー進行でよく使われるCaugから始まりますが、内声がソからソ♯に動いただけでガラリと雰囲気が変わりますね!そしてAm/C→B7sus4→B7→A♭dimでAmに解決しますが、 A♭dimはE7(♭9)と構成音がだいたい同じなので(ルートが省略された形。)B7はE7(♭9)をトニックと見立てたドミナントと考えられます。B7sus4の部分はメロディーに4度が使われていたり、その兼ね合いでsus4になっているようです。続いてAm6を挟んでG/B→A7/E→G/D→D7→G△ですが、これまた雰囲気が変わりますね。なんというか暗闇に光が差してくるような…。(個人の感想です。)このあたりはキーがGになっているようです。A7/EはD7をトニックと見立てたドミナントでG/DはGの転回形ですが、ここではsus4的な使われ方がされていますね。
Cでは再びCのキーにもどりG7→C/G→G7→Amでクライマックスと思われるG△→E△→Dmですが、ここらへんはAmのキーになってるっぽいです。AmのキーでみるとSD→D→SDです。(全然Amのキーで考える必要はありませんが…。)次にDm/F→Adim→G△→G7でC△に解決しますが、AdimはD7(♭9)とほぼ構成音が同じということで、AdimはG△をトニックと見立てたドミナントと考えられます。G7からC△のファからミに動いていくところでは、なにか全てを許されたような感じがするのは僕だけでしょうか?
DはAとだいたい同じメロディーですが、3小節目のコードがAmではなくC△に解決しています。そしてそのままイントロのところに戻り繰り返していきます。
そして色々あってDのエンディングのように終わっていきます…。
おわりに
いや〜、奥が深いっス‼︎
同じコードでもベース音が違うだけで色々な表現が出来るのですね!
あと音の使い方がとても勉強になります!
あんなにG7のセブンスの音が引き立つなんて…びつくり!
ということで、僕は聖なる夜にこの曲を聴いて神に祈りを捧げたいと思います…
アーメン。
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